法務法人(有限)地平

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地平ESGセンター、「欧州サステナビリティ報告基準（ESRS）」韓国語翻訳版を発行

2024.12.31

<div style="text-align: justify;">当事務所のESGセンターは、12月31日、ESRSへの国内企業のアクセスを容易にすることを目的として、「欧州サステナビリティ報告基準（ESRS）」の韓国語翻訳版（以下「ESRS翻訳版」）を発行しました。<br />
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EU（European Union；欧州連合、以下「EU」）は、2050年までに気候ニュートラルを達成することを目指し、サステナブル・ファイナンス・パッケージ（Sustainable Finance Package）を導入し、EU域内の資本が持続可能な活動に向かうよう制度設計を進めています。このパッケージを構成する複数の法制度の一つが、CSRD（Corporate Sustainability Reporting Directive；企業サステナビリティ報告指令、以下「CSRD」）です。CSRDはEU域内企業にとどまらず、一定の要件を満たす第三国企業にも適用されるため、対象企業数は5万社を超えると見込まれています。韓国企業の中でも、EUで事業を展開している相当数の企業がCSRDの適用対象に含まれており、たとえ直接の適用対象でなくとも、EU域内の取引先企業を通じてサステナビリティ情報の提供を求められる可能性が高いと考えられます。<br />
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CSRDおよびそれに基づく情報提供要求に対応するためには、ESRS（European Sustainability Reporting Standards；欧州サステナビリティ報告基準、以下「ESRS」）の理解が不可欠です。ESRSは、サステナビリティ情報の開示基準であり、企業が開示する情報の範囲と水準を統一することで、企業間の比較可能性を高め、検証・監督・執行を容易にし、サステナビリティ情報に財務情報と同等の重要性を持たせることを目的として導入されました。CSRDの適用対象企業は、ESRSに基づいて情報を開示する必要があり、ESRSではバリューチェーンに関する情報も求められているため、直接の適用対象でない企業であっても、これらの情報要件について理解しておくことが求められます。<br />
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ESRS翻訳版は、原文と同様の構成で制作し、内容の比較が容易になるよう配慮しました。また、段落形式についても原文の構成に準拠して翻訳・編集を行っています。これにより、国内企業がESRSへの理解を深め、サステナビリティ情報の開示に円滑に対応できることが期待されます。</div>

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