当事務所は、半導体製造装置メーカーを代理し、中国のテクノロジー企業を相手としたシンガポール国際仲裁センター(SIAC)の仲裁事件において、全面勝訴を獲得しました。 本件は当初、半導体製造装置メーカーが開発した半導体製造用冷却装置に関する技術移転契約をめぐる、ロイヤルティの支払に関する比較的シンプルな紛争でした。しかし、仲裁手続が進むにつれ、新型コロナウイルスによる不可抗力の主張、中国国内における独占市場の解釈、営業妨害の有無など、多岐にわたる争点が一挙に持ち出されるいわゆる “kitchen sink” 型の紛争へと発展しました。加えて、相手方中国側弁護士による極めて異例かつ想定外の対応もあり、非常に難度の高い案件となりました。 それにもかかわらず、仲裁人はクライアントである半導体製造装置メーカーの請求をすべて認め、未払いロイヤルティの全額に加え、弁護士費用等の法的コストについても相手方が負担すべきであると判断しました。
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