法務法人(有限)地平

Myanmar Newsletter

地平志誠 Myanmar News (2012. 10.)

2012-10-10

地平志誠ミャンマーのチームとヤンゴン事務所紹介

アジアの最後の黄金市場ともいわれているミャンマーの開放が急速に進められています。世界の投資家がミャンマーに注目し、訪問しています。もちろん、日本企業のミャンマーに対する関心も高まりつつあります。法務法人地平志誠は、ミャンマー投資諮問のため、いち早くからミャンマーチームを編成（2010年）し、ミャンマー法制研究をスタートし、数回の現地出張を通じて、ミャンマーの大企業、ミャンマーのローファーム（NK Legal）及び会計法人などと協業し、総合諮問ネットワークを作り上げただけではなく、2012年には、ミャンマーのヤンゴンにKOREA DESKを設置し、柳廷勳(ユ・ジョンフン)弁護士を派遣し、韓国ローファームとしては、唯一、現地における法律諮問業務を遂行しています。...

ミャンマー事務所

■ 張　聖 (ジャン･ソン)日本担当諮問委員 (T. +09-420131641, schang@jipyong.com)

ミャンマー外国人投資法改定動向 [2012. 10. 4.]

テイン・セインミャンマー大統領は、ミャンマー外国人投資法（以下、外国人投資法）改定案の公布を拒否し、再議を要求するとともに、同法案をミャンマー連邦議会に戻しました。当初、ミャンマー政府の積極的な解放意思が反映される形で、外国人投資法が9月以内に改定される見通しでしたが、ミャンマー国内会社の利益保護などの理由から、連邦議会における承認が遅れました。大統領が、9月7日、連邦議会の承認を得た外国人投資法改定案に対する公布を拒否したもっとも大きな理由は、改定案が外国人投資を誘致するにそれほど開放的ではないということです。 ...

外国人投資法、大統領の修正変更要求により、公布延期
[THE IRRAWADDY 2012. 9. 25.]

テイン・セイン大統領は、ミャンマー外国人投資法の修正を要求し、法案を議会に戻した。大統領は、外国人投資法がより明確で柔軟になるような調整が必要だと主張。次の議会は10月の3週目に開かれる。去る9月7日に連邦議会を通過した外国人投資法にはいくつか不十分な部分があり、外国人投資を誘致するのに不十分だという批判があった。大統領が憂慮を表明したのは大きく2つ。まず、一定投資分野のジョイント・ベンチャーにおいて外国人持分を50％に制限するもの。これは、当初の49％より緩和されたものではあるが、外国人投資家の立場からは、持分比率50％制限は、対象事業に対する経営権問題と直結するため、投資を躊躇せざるを得ない。次は、改定された法案は、11分野（農業、畜産業、漁業など）に対して外国人投資を禁じていたが、大統領は禁止された分野に対し、より明確に定義することを要求している。禁止された分野に対する誤解の余地を避けるのが目的。

ミャンマー、来年に銀行開放を検討中 [Wall Street Journal 2012. 8. 24.]

ミャンマー政府は、早ければ、来年中、外国銀行の国内営業を許容する法案を検討している。マウング・マウング・ウィンミャンマー中央銀行副総裁は、インタビューで、今年、政府が外国銀行の全面的な営業を許容する可能性は非常に低いと話した。政府は、現地の民間金融機関が外国銀行と競争するには、その規模や資本が極めて不足している点と、早期の金融市場開放によって否定的な影響を与えることを憂慮している模様。しかし、不足している技術とサービスを受け入れるために、早ければ、来年に、外国銀行の国内営業を許容する法案を模索しているという。現在、ミャンマーには、19箇所の民間銀行と3箇所の国営銀行のみが銀行サービスを提供することができ、外国銀行の場合には、代表事務所の開設のみが許容されている。

ミャンマー、タイ技術を利用し、ガス発電所を構築する予定
[Bi-Weekly Eleven 2012. 9. 10.]

ミャンマー電力省は、去る8月29日、電力難を解消するために、ヤンゴン市ワロン地域にガス発電所を構築するとし、Toyo-Thai Corporation社とMOUを締結した。また、ミャンマー電力省は、天然ガス需要の急増により、PTTEPI社と協力し、Mutama海上鉱区(M-3)に、石油及び天然ガス開発を行う予定だと伝えた。

ミャンマー、初めて、民間企業に保険業承認 [Eleven Media 2012. 9. 30]

財務歳入省傘下の保険業監督委員会(Insurance Business Supervisory Board)は、12箇所の民間会社の保険業参入を認めた。民間保険会社は、承認を得て直ちに業務を開始しなければならず、2013年上半期には保険業を運営しなければならない。
承認企業 : Apex Insurance International Co, IKBZ Insurance, Great Future International Insurance Co, Capital Life Ltd Insurance Application, Global Standard Insurance Co, Green Asia Insurance Co, Jade King and Queen Service Co, Myawady Insurance Co, Pillar of Truth Insurance Co, Citizen Business Insurance Co, Ayeyar Myanmar Insurance Co and Myintmomin Insurance Co.
可能保険業(http://www.irrawaddy.org/archives/13492) : 1) 生命保険(Life Insurance), 2) 自動車保険(car insurance), 3) 火災保険(fire insurance), 4) 換金保険(money exchange insurance), 5) 現金振替保険(cash transfer insurance), 6) 貴重品保険(insurance of valuables)

ヒラリークリントン、ミャンマー輸入禁止措置緩和 [REUTERS 2012. 9. 26.]

ヒラリークリントン米国務長官は、ミャンマーのテイン・セイン大統領に、アメリカはミャンマーに対する輸入禁止措置を段階的に緩和すると伝えた。ヒラリークリントンは、ミャンマーの持続的な改革にあわせ、アメリカとミャンマーは、経済的・商業的関係を正常化すると伝えた。

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